お笑いコンビ・和牛のツッコミ担当として知られる水田信二さんが、ついに自身初となる料理本『水田の小言を熟読するほど 一生ものの自炊力が身につく いちいちうるさい定番レシピ』(ヨシモトブックス)を出版しました。
芸人として活躍する一方で、料理人としての確かなキャリアを持つ水田さん。料理専門学校を卒業後、和食店などで6年間修業した経験を活かし、これまでもテレビやYouTubeなどで本格的な料理の腕前を披露してきました。
そんな水田さんが世に送り出した本書は、ただのレシピ集ではありません。タイトルにもあるように「いちいちうるさい」小言が満載で、自炊初心者から中級者までが"料理の考え方"を身につけられる一冊として話題です。
Contents
小言に込められた「優しさ」と「プロ意識」
この本の最大の特徴は、水田さんの"うるさい"ほどの細やかなアドバイス。食材の切り方、火加減、調味料の順番、器の選び方に至るまで、まるで横で指導してくれているかのような解説が続きます。
しかし、それは決して読者を突き放すものではなく、「せっかく作るなら美味しくしてほしい」「料理の基礎をちゃんと理解してもらいたい」という思いの表れ。
料理初心者がつまずきやすいポイントにあらかじめ"口を出してくれる"ので、失敗が少なく、再現性も高いと好評です。
たとえば、「料理の途中で味見はするな」、「段取りが命。先に手順を頭に入れろ」など、料理本ではあまり見かけない"厳しくも的確な"小言が、読む人の意識をガラリと変えてくれます。
レシピは定番メニューばかり。でも一味違う
本書に掲載されているのは、誰もが知るような"定番料理"。たとえば、
- ハンバーグ
- 肉じゃが
- 豚の生姜焼き
- カレー
- 鯖の味噌煮
など、見慣れたメニューが並びます。
ただし、どのレシピも「水田流のこだわり」が詰まっており、
- 肉を焼くときの温度管理
- 調味料を入れるタイミング
- 食材同士の"味のぶつかり"を避ける工夫
など、プロならではのテクニックが惜しげもなく紹介されています。
「定番メニューだからこそ、きちんと作れば感動する味になる」
そんな水田さんの信念が、全ページからにじみ出ています。
さらに、便利調味料や時短グッズに頼らず、あくまで"自炊力"をつけることを目的にしているのもこの本の特徴です。
調理道具や手順の「なぜ」にも答えてくれる
本書では、調理の手順だけでなく、「なぜこの順番なのか」「なぜこの器具を使うのか」という"理由"まで丁寧に説明されています。
このような背景解説があるからこそ、調理中の応用力も身につき、「レシピがなくても自分で作れる」力が養われます。
読みものとしても面白い!料理エッセイ的な魅力も
実際にレシピを見ながら料理をしなくても、読んでいるだけで楽しいという声も多い本書。水田さんの"職人気質"と"芸人としての語り口"が融合し、ちょっとクセになる読み心地です。
「うるさい」「こまかい」と思いながらも、なぜかページをめくる手が止まらない。そんな不思議な魅力があります。
また、水田さんが料理に対して抱く"愛"や"美意識"が、文章の端々に現れており、読後には「ちょっと丁寧にごはんを作ってみようかな」という気持ちにさせてくれます。
SNSでも反響続々!「料理が楽しくなった」の声多数
書籍の発売後、X(旧Twitter)やInstagramなどSNSでも多くの読者が本書の感想を投稿。
- 「自炊が面倒じゃなくなった!」
- 「小言がツボすぎて笑いながら読める」
- 「初心者にもありがたいポイントが多い」
- 「定番レシピの奥深さに感動した」
など、特に20代後半〜40代の男女から支持を集めています。
まとめ:水田信二の料理本は、"一生モノ"の教科書
料理本としてだけでなく、読みものとしても優れた『いちいちうるさい定番レシピ』。
レシピをなぞるだけでなく、「なぜその工程が必要なのか」「なぜ美味しくなるのか」といった"料理の考え方"まで学べるのが、本書最大の価値です。
自炊を始めたい人、レパートリーを増やしたい人、料理をもう一段階うまくなりたい人――そんなすべての人におすすめの一冊です。
ぜひこの本を手に取り、水田信二さんの"うるさいけど温かい"小言に耳を傾けてみてください。
いつも適当にやってた事を、きちんと教えてもらえるレシピ本。水田さんの料理が美味しいのは知っていたのでレシピを知れるだけでも嬉しいのに、本当に細かく「なんでこうするのか、こういう場合はこうする」など基礎から勉強できるし、笑える文面が面白い!最高。これをしっかりマスターしていきたいと思います。第二弾やお弁当なんかも期待したい。
一人暮らしの息子にも薦めたい本なので、さっそく送ります。衛生観念や食材、基本を丁寧に、すべて大切なことばかり。 水田さんの火加減や熱源ごとの確認方法や所作は、もともと素晴らしいと思っていました。 テレビや切り取りの記事だけを見るだけだった方もこの本を読んでほしい。
たとえば、「アルミホイルより落し蓋を使え」といったアドバイスには、和食の理にかなった理由が添えられており、読者が納得しながら進められる構成です。