今、じわじわと注目を集めている女性お笑いコンビが「忠犬立ハチ高(ちゅうけんりつはちこう)」です。 2024年の「THE W」決勝に進出し、第3位という成績を残した彼女たちは、実力派でありながら、その異色すぎる経歴でも話題に。
中でもツッコミ担当・ノムラフッソさんは、医師免許を持つ芸人という日本でも稀有な存在です。
この記事では、彼女がなぜ医学部へ進学したのか、そしてなぜ芸人の道を選んだのか。相方・王坂さんとの出会いや、二人がブレイクするまでの歩みを、信頼できる情報に基づき詳しくご紹介します。
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ノムラフッソのプロフィール:医師免許を持つツッコミ芸人
0歳から公文式に通い、2歳でひらがな・カタカナを読み、3歳で九九を暗唱。小学校入学前に英単語も覚えていたというエピソードからも、ノムラフッソさんの天才ぶりがうかがえます。
中学・高校では複数の部活を掛け持ち(コンピューター部、美術部〈部長〉、演劇部、応援団、軽音部〈部長〉、水泳部)、好奇心旺盛でマルチな才能を発揮。高校卒業後、現役で山梨大学医学部に合格し、6年間の学びを経て国家試験に合格。医師免許を取得しています。
相方・王坂(おおさか)も上智卒のインテリ芸人
中学時代は陸上部、高校では演劇部に所属し、人前で表現することに長けた王坂さん。大学では落語研究会・演劇サークルに所属し、アナウンサーを目指してアナウンススクールにも通っていた時期がありました。結果的にアナウンサーにはなれなかったものの、その経験が今の芸人活動に活きていると語っています。
コンビ結成のきっかけ:演劇部での出会いから10年
二人の出会いは、岩手県立盛岡第一高校の演劇部。 同級生として入部し、初対面からすぐに意気投合。どちらも"ただのお笑い好き"ではなく、ネタの構成や言葉選びにも敏感だったという点で波長が合ったそうです。
「忠犬立ハチ高」を結成。 ただし、このときは非公式な活動で、大学進学後はいったん別々の道を歩みます。
ノムラフッソさんは山梨大医学部、王坂さんは上智大文学部へ。それぞれの大学で落語や演劇などの活動を継続し、2022年に本格的に再合流。お笑いライブへの出演やSNSでの活動を開始し、グレープカンパニーに所属しました。
コンビ名の由来:「県立一高」をもじった深い意味
「忠犬立ハチ高(ちゅうけんりつはちこう)」というユニークな名前は、二人が通っていた「岩手県立盛岡第一高校(通称・一高)」をもじって、演劇部の仲間が名付けたとのこと。
"忠犬ハチ公"のように「誰かに忠実であること」、そして「立って笑いを届ける」という覚悟、さらには母校愛も込められています。
ノムラフッソはなぜ医学部に進んだのか?
彼女が医学部を目指した理由は、ただ成績が良かったからではありません。 本人曰く、「人の身体の仕組みに対する興味」と、「知識を通じて人を助けられること」への強い魅力を感じたからだといいます。
また、芸人としての資質も学生時代から芽生えており、医師としての道を選びながらも、人前に立って"誰かの心に影響を与える"ことへのあこがれも持ち続けていました。
その結果、医師免許を取得した後に芸人の道に進むという選択をし、「異色」のキャリアをスタートさせたのです。
THE Wで大躍進!SNS世代に刺さる"知的×シュール"な笑い
忠犬立ハチ高が一躍注目されるようになったのは、2024年の「THE W」での決勝進出と第3位入賞がきっかけです。
また、IBCラジオ「忠犬立ハチ高のレディ高」ではパーソナリティを務め、地元・岩手県民からの支持も厚くなっています。
ノムラフッソさんは、2025年1月スタートのNHKドラマ『東京サラダボウル』にも出演が決定し、芸人だけにとどまらない活躍を見せ始めています。
まとめ:学歴や肩書きにとらわれない"等身大"の面白さ
忠犬立ハチ高は、「高学歴女性芸人」という肩書きが話題になりがちですが、彼女たちの魅力はそこだけにとどまりません。
医師免許を持ちながら「人を笑わせる」という道を選んだノムラフッソさん、そして表現力豊かで頭の回転も速い王坂さん。 彼女たちがこれからの日本のお笑い界にどんな変化をもたらすのか、注目です。