「独立したい」「自分の店を持ちたい」――そんな夢を抱いて参加したセブンイレブンのFC(フランチャイズ)加盟説明会。 しかし、そこで語られた"成功ストーリー"の裏には、地獄のような現実が待っていたのです。
本記事では、実際に説明会に参加した人々の証言や、過去の報道・ネットでの炎上内容をもとに、 "夢の独立"という甘い言葉の裏に潜む罠を暴いていきます。
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■「高収益・サポート万全」と言われたが…現実は真逆だった
2019年に『週刊ダイヤモンド』が報じた記事によれば、 セブンイレブンのフランチャイズ加盟説明会では以下のような内容が強調されていたといいます。
- 「粗利分配率が高く、安定収益が見込める」
- 「人手不足でも本部がしっかり支援します」
- 「24時間営業は今や常識」
こうした言葉を信じ、多額の自己資金を投じて加盟したオーナーたち。 しかし待っていたのは――
「バイトが集まらない」 「深夜もワンオペ」 「赤字でもロイヤリティだけは取られる」
というブラックそのものの現実だったのです。
■"人手不足?うちは大丈夫です"→なぜかワンオペ地獄へ
説明会では「人手不足は心配いりません」と断言されたという参加者。 ところが開店してみれば、スタッフの応募はゼロ、研修後の定着率も低く、 結局は"オーナーが常に店舗にいる"生活が常態化。
💬「寝袋持ってレジの裏で仮眠してました」
💬「妻と交代で店に泊まり込み。家族経営というより"共倒れ"だった」
中には、オーナーが体調不良でも代わりがいないため出勤し続け、最終的に倒れたケースも。
これが、本部が言うところの「支援」なのでしょうか?
■説明されなかった"本当の契約内容"が後から牙をむく
説明会で語られたのは、キラキラした成功事例と"稼げる店の数字"ばかり。 しかし実際の契約では、以下のような"逃げられない地雷条項"が多数存在します。
項目 | 説明会での説明 | 契約書の実態 |
---|---|---|
ロイヤリティ | 「利益から一定割合」 | 売上から差し引き(赤字でも徴収) |
廃棄損失 | 言及ほぼなし | 店舗側全額負担(本部はノーリスク) |
営業時間 | 「基本24時間」 | 拒否すれば契約解除もありうる |
値引き | 「現場判断に任せる」 | 実際は制限多数(過去に独禁法違反歴あり) |
つまり、「聞いていた話と違う!」と気づいた時にはもう逃げられない―― これが、多くの"脱落オーナー"を生み出してきた現実です。
■ネット上の告発:「説明会は営業トークだった」「詐欺に近い」
SNSや5ch、X(旧Twitter)では、 実際にセブンの加盟説明会に参加した人の声が数多く上がっています。
「実際はほとんどが"地獄オーナー"。それを隠して成功例ばかり紹介された」
「説明会では"廃棄も心配ない"って言ってたのに、現場では廃棄まみれ」
「"一緒に成長していける関係です"って言われたけど、売上落ちたら冷たく切られた」
一部では「詐欺的だ」「訴訟モノだ」とまで言われるほどの声も。
こうした批判が広がったことで、本部が説明会資料を一部修正したという噂もあります。
■"夢の独立"という言葉の裏にあるのは"孤独と責任の押し付け"
説明会では「自由な経営」「自分の店を持てる喜び」が強調されますが、 実際には――
- 商品も価格も本部の言いなり
- 廃棄、光熱費、バイト管理すべて店舗負担
- それでも失敗したら"オーナーの経営努力不足"
これって、ほんとうに"独立"と言えるのでしょうか?
中には、セブン本部に対し損害賠償請求を行った元オーナーも複数存在。 「夢」ではなく、「契約地獄」が待っていたというのが、多くの経験者の本音です。
■まとめ:セブンの加盟説明会は"夢を売る劇場"だったのか
- 高収益と言われたのに、実際は毎月ギリギリ
- サポート体制があると言われたのに、何もしてくれない
- 好きなように経営できると言われたのに、すべて本部のコントロール下
セブンイレブンの加盟説明会は、言ってしまえば"夢を売る場所"であり、"現実を隠す場所"だったのではないでしょうか。
もちろん、すべての説明会が詐欺的とは言いません。 しかし、少なくとも参加する側は――
「見せられる数字や言葉の裏にある"契約の現実"を、自分で徹底的に調べる必要がある」
ということを、今一度強く意識すべきです。