アメックスカード

アメックスグリーン vs ゴールド|年会費で選ぶべきはコレ!

アメリカン・エキスプレスのカードというと、多くの人がステータスと充実したサービスを思い浮かべるのではないでしょうか。中でも人気の高いアメックスグリーンとゴールドは、それぞれに魅力的な特徴があり、どちらを選ぶべきか悩む方も多いはずです。本記事では、年会費を軸に両カードの違いを徹底比較し、あなたのライフスタイルに合ったカードをご提案します。

アメックスグリーンとゴールドの基本情報

アメックスグリーンカードとゴールドカードは、アメリカン・エキスプレスが提供する代表的なチャージカードです。チャージカードとは、利用した金額を毎月一括で支払う仕組みになっており、通常のクレジットカードのような分割払いやリボ払いは基本的にできません。両カードとも世界的に高い知名度と信頼性を誇り、国内外で幅広く利用できることが特徴です。

アメックスグリーンカードは年会費が比較的リーズナブルながらも上質なサービスを受けられる「入門編」的な存在です。一方、ゴールドカードはより高額な年会費を支払う代わりに、さらに充実したサービスと特典を享受できる「上位版」といえるでしょう。

年会費徹底比較

アメックスグリーンカード
年会費:17,600円(税込)

初年度については、入会キャンペーンにより割引が適用されることもあります。

アメックスゴールドカード
年会費:39,600円(税込)

グリーンカードと比較すると2倍以上の金額設定になっています。こちらも期間限定のキャンペーンで初年度割引が適用されることがあります。

この約22,000円の差額に見合うだけの価値がゴールドカードにあるのかが、選択の大きなポイントになるでしょう。

年会費に見合うメリットとは?

年会費の差を考えると、ゴールドカードを選ぶためには、その差額分以上の価値を得られるかどうかが重要です。そこで、両カードのサービス内容を詳しく見ていきましょう。

ポイントプログラム比較

アメックスグリーンカード

基本還元率は0.5%で、1,000円の利用につき5ポイントのメンバーシップ・リワード・ポイントが貯まります。

アメックスゴールドカード

基本還元率はグリーンと同じく0.5%ですが、飲食店での利用に関しては還元率が3倍になり、1,000円の利用につき15ポイントが貯まります。さらに、アメックスの特約店舗での利用ではボーナスポイントが付与されるケースもあります。

ゴールドカードの飲食店での優遇は大きな特徴であり、頻繁に外食をする方にとっては魅力的なポイントです。年間に30万円以上を飲食店で利用する方であれば、ポイント還元の差だけでゴールドカードの年会費の差額を回収できる計算になります。

トラベル特典の違い

アメックスグリーンカード

海外旅行傷害保険(最高5,000万円)、国内旅行傷害保険(最高5,000万円)、ショッピング保険(年間限度額300万円)などの基本的な保険が付帯しています。また、世界各地の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスへの登録が可能で、年に2回まで無料で利用できます。

アメックスゴールドカード

海外旅行傷害保険(最高1億円)、国内旅行傷害保険(最高1億円)、ショッピング保険(年間限度額500万円)と、保険の補償額がグリーンカードよりも大幅に高くなっています。プライオリティ・パスについては年間の利用回数制限がなく、何度でも無料で利用可能です。さらに、アメックス独自のラウンジプログラム「センチュリオン・ラウンジ」も利用できる特典があります。

頻繁に海外旅行をする方や、ビジネスで飛行機を利用する機会が多い方にとっては、ゴールドカードの空港ラウンジ無制限利用という特典は非常に価値があります。ラウンジの利用料金は通常1回あたり3,000円から5,000円程度であることを考えると、年に5回以上利用する方であれば、その特典だけでも年会費の差額を相殺できる計算になります。

付帯サービスの充実度

アメックスグリーンカード

24時間365日のコンシェルジュサービス、各種イベントへの優先予約、レストランやホテルの予約代行などの基本的なサービスが提供されています。

アメックスゴールドカード

グリーンカードのサービスに加えて、厳選されたレストランでの優待や特別メニューの提供、人気ホテルでの特典(アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、朝食サービスなど)など、より上質なサービスが充実しています。特に「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」プログラムは、世界中の一流ホテルで特別な待遇を受けられる人気のサービスです。

グルメや旅行を楽しむライフスタイルの方には、ゴールドカードの付帯サービスは大きな魅力となるでしょう。高級ホテルの利用が年に数回あるだけでも、朝食サービスやアップグレード特典の価値を考えると、年会費の差額は十分に回収可能です。

年間特典クレジットの比較

アメックスグリーンカード

特に大きな年間特典クレジットはありませんが、メンバーシップ・リワードのボーナスポイントキャンペーンなどが定期的に実施されます。

アメックスゴールドカード

年間最大36,000円相当の「フード&ドリンク クレジット」が用意されており、対象の飲食店での利用で毎月最大3,000円のクレジットを受けられます。また、対象のホテル宿泊時に利用できる「ホテル クレジット」なども用意されています。

これらのクレジット特典は、実質的に年会費を相殺する効果があります。特に飲食店での利用が多い方にとっては、フード&ドリンク クレジットだけでも年会費の差額以上の価値があると言えるでしょう。

招待制レストランへのアクセス

アメックスグリーンカード

基本的なレストラン予約サービスは利用できますが、一部の特別なダイニングイベントには参加できないケースがあります。

アメックスゴールドカード

「ゴールド・ダイニング by アメックス」という特別プログラムがあり、一流シェフによる特別なダイニングイベントや、通常では予約の取りにくい人気レストランへの優先予約などの特典があります。

美食を楽しむ機会が多い方や、特別な食体験を求める方にとっては、ゴールドカードのダイニング特典は大きな魅力となるでしょう。

年会費の値段差を回収するための利用シミュレーション

それでは、具体的にどのような利用パターンであれば、ゴールドカードの年会費の差額(約22,000円)を回収できるのかをシミュレーションしてみましょう。

シミュレーション1:飲食中心の利用者

月に5万円を飲食店で利用する場合(年間60万円)

・ゴールドカード:60万円×1.5%(飲食店での還元率)= 9,000ポイント(9,000円相当)

・グリーンカード:60万円×0.5%(基本還元率)= 3,000ポイント(3,000円相当)

・差額:6,000円

さらに、フード&ドリンク クレジットを毎月フル活用すれば36,000円の価値があります。

6,000円(ポイント差)+ 36,000円(クレジット)= 42,000円 > 22,000円(年会費差額)

このケースでは、年会費の差額を大きく上回るメリットが得られることになります。

シミュレーション2:旅行好きの利用者

・年に6回、空港ラウンジを利用する場合:6回×4,000円(平均利用料)= 24,000円

・ホテル宿泊時の特典(朝食サービスなど):2回×10,000円(2名分の朝食等)= 20,000円

・合計:44,000円 > 22,000円(年会費差額)

旅行好きの方にとっても、ゴールドカードの特典は十分に年会費の差額を上回る価値があることがわかります。

シミュレーション3:普段使いが中心の利用者

・年間カード利用額が200万円の場合

・ゴールドカード:200万円×0.5%(基本還元率)= 10,000ポイント(10,000円相当)

・グリーンカード:200万円×0.5%(基本還元率)= 10,000ポイント(10,000円相当)

・差額:0円

このケースでは、ポイント還元だけでは年会費の差額を回収することができません。フード&ドリンク クレジットを活用したり、空港ラウンジを利用したりする機会がなければ、グリーンカードの方がコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

どのようなライフスタイルに向いているか

ここまでの比較を踏まえて、それぞれのカードがどのようなライフスタイルの人に向いているかをまとめてみましょう。

アメックスグリーンカードが向いている人:

・アメックスのステータスとサービスを手頃な年会費で享受したい方

・海外旅行の頻度が年に1〜2回程度の方

・飲食店での利用が比較的少ない方

・シンプルで使いやすいカードを求める方

・アメックスカードを初めて持つ方

アメックスゴールドカードが向いている人:

・飲食店での利用が多く、月に5万円以上利用する方

・年に3回以上海外旅行をする方

・空港ラウンジを頻繁に利用する方

・高級ホテルやレストランでの特別な体験を重視する方

・カードの特典を積極的に活用できる方

・ステータス性の高いカードを求める方

実際の口コミや評判

実際にアメックスグリーンカードとゴールドカードを使用している方々の声を見てみましょう。

アメックスグリーンカード利用者の声:
「年会費の割に充実したサービスが魅力。特に海外旅行時の保険が安心感があります」
「コンシェルジュサービスが24時間対応で、レストン予約やホテル予約も代行してくれるのが便利」
「チャージカードなので使い過ぎる心配がなく、家計管理がしやすい」
「初めてのアメックスとしては最適な選択だった」
アメックスゴールドカード利用者の声:
「飲食店での3倍ポイントが地味に効いてきて、年会費は十分に元が取れています」
「フード&ドリンク クレジットだけでも年会費の大部分を回収できるので、他の特典は実質無料で享受できている感覚」
「海外出張が多いので、空港ラウンジの無制限利用は非常に重宝しています」
「ホテルでのアップグレードや朝食サービスなど、特典を使うたびに高級感を味わえる」
「カードを出すときの周囲の反応が違う。ビジネスシーンでも一目置かれる感じがある」

カード入会時の注意点

どちらのカードを選ぶにしても、入会時には以下の点に注意が必要です。

・審査基準:アメックスカードは一般的に審査が厳しいと言われています。安定した収入や良好な信用情報が求められます。

・支払い方法:チャージカードなので、利用した金額は毎月一括で支払う必要があります。計画的な利用を心がけましょう。

・入会キャンペーン:定期的に入会ボーナスポイントや年会費割引などのキャンペーンが実施されているので、タイミングを見計らうと良いでしょう。

・家族カード:追加で家族カードを発行することで、家族全員が特典を共有できるメリットがあります。

両カードの最新特典情報

アメックスのカード特典は定期的に更新されることがあります。本記事執筆時点での最新情報をご紹介しますが、詳細は公式サイトでご確認ください。

アメックスグリーンカード

現在、オンライン入会で初年度年会費が割引になるキャンペーンを実施中です。また、入会後3ヶ月以内に一定金額以上の利用でボーナスポイントが付与されるプロモーションも行われています。

アメックスゴールドカード

フード&ドリンク クレジットの対象店舗が拡大し、より使いやすくなっています。また、特定のオンライン予約サイト経由でのホテル予約で追加特典が受けられるサービスも開始されました。

まとめ:あなたに合ったカードはどちら?

ここまでアメックスグリーンカードとゴールドカードを様々な角度から比較してきました。最終的な選択は、あなたのライフスタイルや価値観によって異なります。

年会費だけを見れば、グリーンカードの方がお得に感じるかもしれません。しかし、飲食店での利用が多い方や、旅行を頻繁にする方、特別な体験を重視する方にとっては、ゴールドカードの年会費の差額以上の価値を得られる可能性が高いです。

特に、フード&ドリンク クレジットをしっかり活用できる環境にある方であれば、実質的な年会費の差はかなり縮まります。また、ステータス性を重視する方や、ビジネスシーンでの印象を大切にする方にとっては、ゴールドカードのもつ象徴的な価値も無視できないでしょう。

一方で、シンプルに使いやすいカードを求める方や、特典をあまり活用する機会がない方には、グリーンカードの方がコストパフォーマンスに優れているかもしれません。また、アメックスカードを初めて持つ方にとっては、グリーンカードから始めて、ライフスタイルの変化に合わせてゴールドカードへアップグレードするという選択肢も考えられます。

最終的には、自分の年間のカード利用額や利用シーン、重視するポイントを具体的に洗い出し、それぞれのカードの特典がどれだけ自分にとって価値があるかを計算してみることをおすすめします。そうすることで、年会費に見合った満足度の高いカードライフを送ることができるでしょう。

アメックスは「持っているだけ」ではその価値を最大限に活かすことはできません。どちらのカードを選ぶにしても、積極的に特典を活用し、充実したカードライフを楽しんでください。

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