クレジットカード選びで悩んでいる方へ。今日は、グローバルブランドのアメリカン・エキスプレス(通称アメックス)と日本発のジェーシービー(JCB)を徹底比較します。自分のライフスタイルに合ったカードを見つけるためのガイドとしてお役立てください。
国際的に広く認知されているカードで、特に海外での利用に強みを持っています。高いステータス性と豊富な特典が魅力です。
日本発のクレジットカードで、国内利用者には特に便利なサービスが多く、日本人のライフスタイルに寄り添った特典が豊富です。
アメックスカードの特徴
アメックスカードは、その豊富なリワードプログラムと高いステータス性で知られています。特に、旅行好きな方やビジネスシーンでの活用を考えている方におすすめのカードです。
ポイントプログラム
アメックスのメンバーシップ・リワード・ポイントは、飛行機のマイルへの交換率が高く、提携ホテルでの宿泊特典も充実しています。ポイントの有効期限がないため、長期的な貯蓄計画が立てられます。年会費に見合った価値を得たい方に特におすすめです。
旅行保険と空港ラウンジ
自動的に海外旅行傷害保険が付帯され、グレードによっては最高1億円の補償も。また、世界1,400ヶ所以上の空港ラウンジが利用可能なプライオリティ・パスが付帯するカードもあり、頻繁に海外出張や旅行をする方には大きなメリットとなります。
コンシェルジュサービス
24時間365日対応のコンシェルジュが、旅行の予約からレストランの予約、ギフト選びまで、あらゆるサポートをしてくれます。特に海外での緊急時のサポートは、言葉の壁を感じる場面で非常に心強い味方になります。
ショッピング保護
アメックスで購入した商品は、購入後90日間の破損・盗難保険が自動的に付帯します。高額な買い物をする際の安心感が違います。また、不正利用の際の補償も手厚く、セキュリティ面での安心感も高いカードです。
主なアメックスカードの種類
アメリカン・エキスプレス・グリーンカード
エントリーモデルとして人気。年会費12,100円(税込)で基本的な特典が利用可能。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
旅行好きに最適。年会費31,900円(税込)でラウンジサービスや旅行保険が充実。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカード
上級者向け。年会費148,500円(税込)で最高級のコンシェルジュやホテル特典が魅力。
最新情報(2025年4月現在)
アメックスは2025年より、サステナビリティに配慮した生分解性素材を使用したカードの発行を開始しました。また、デジタルウォレット連携機能が強化され、Apple PayやGoogle Payとの連携がよりスムーズになっています。さらに、コロナ後の旅行需要回復を見据え、国内旅行特典も大幅に拡充されました。
JCBカードの特徴
JCBは日本国内での利用に特化したサービスが充実しており、日本人ユーザーのライフスタイルに合わせた特典やサービスが魅力です。
国内ショッピングの優待
全国の加盟店での割引やキャンペーンが豊富で、日常使いでもポイントが効率よく貯まります。特に飲食店や小売店での特典が充実しており、普段の買い物がよりお得になります。JCBオリジナルシリーズでは、旬の特典キャンペーンが季節ごとに展開されます。
Oki Dokiポイントプログラム
利用金額に応じてポイントが貯まり、1,000円につき1ポイント(0.5%〜1.0%還元)が基本です。貯まったポイントは現金や商品券、マイルなど様々な形で交換可能。また、ポイントアップモールを経由したオンラインショッピングではポイントが最大20倍になることも。
国内サポートの手厚さ
日本語でのカスタマーサポートは非常に充実しており、困ったときにすぐに対応してもらえます。24時間365日対応のJCBプラザは、海外旅行中のトラブル時にも日本語でサポートを受けられる安心感があります。緊急時の対応も迅速で、カード紛失時の再発行も素早く対応してくれます。
JCB特有の優待サービス
「JCB THE CLASS」などの上位カードでは、国内外の一流レストランや高級ホテルでの優待があります。また、全カード会員が利用できる「JCBトラベル」では、会員限定の旅行プランやツアー割引が提供されます。特に国内旅館やホテルでの特典が充実しています。
主なJCBカードの種類
JCB一般カード
年会費が初年度無料、2年目以降も条件付きで無料となる入門しやすいカード。
JCBゴールド
年会費11,000円(税込)で旅行保険や空港ラウンジサービスなどが付帯。
JCB THE CLASS
招待制の最上位カード。最高水準のコンシェルジュと特別優待が魅力。
最新情報(2025年4月現在)
JCBは2025年から新たに「地域創生プログラム」を開始し、地方の名産品や観光地での特別優待を強化しています。また、デジタル通貨への対応も進み、一部のJCBカードでは暗号資産との連携サービスも始まりました。モバイル決済の利便性向上にも注力しており、スマートフォンでのタッチ決済機能が全カードで利用可能になっています。
どちらのカードがあなたに合っているか?
ここまでの情報を踏まえて、どちらのカードがあなたに最適か考えてみましょう。以下の比較表をご覧ください。
アメックスがおすすめな人
✓ 海外旅行や出張が多い方
✓ ステータス性を重視する方
✓ 手厚い旅行保険を求める方
✓ コンシェルジュサービスを活用したい方
✓ ポイントを長期的に貯めて高価値交換を狙う方
JCBがおすすめな人
✓ 主に国内で利用する方
✓ 年会費の負担を抑えたい方
✓ 日本語サポートを重視する方
✓ 日常の買い物でポイントを貯めたい方
✓ 国内旅行でのサービスを重視する方
最終的には、あなたのライフスタイルや利用目的に最も合ったカードを選ぶことが大切です。両カードとも、それぞれに魅力があり、使い方によっては大きなメリットを享受できます。
もし海外での利用頻度が高く、旅行関連の特典を重視するなら、年会費は高くてもアメックスが最適でしょう。一方、主に国内での日常使いがメインで、年会費負担を抑えたいならJCBが良い選択となります。
また、選択肢はこの2つだけではなく、VISAやMastercardなど他のブランドも検討する価値があります。自分の消費パターンやライフスタイルを分析して、最も恩恵を受けられるカードを選びましょう。
よくある質問
アメックスは本当に国内で使いにくいのですか?
以前に比べると、アメックスの国内加盟店は大幅に増えています。大型チェーン店や百貨店、オンラインショップではほぼ問題なく使えますが、個人商店や小規模店舗では利用できないケースもあります。都市部と地方でも差があるため、メインカードとして使うなら、バックアップとして別ブランドのカードを持っておくと安心です。
JCBは海外で使えますか?
JCBは世界的にも展開していますが、アメックスやVISA、Mastercardと比べると加盟店数は少ない傾向にあります。特に欧米では使える場所が限られることもあるため、海外旅行が多い方は別ブランドのカードも併用することをおすすめします。アジア地域では比較的利用しやすいです。
年会費に見合った価値はありますか?
これは利用頻度や使い方によって大きく異なります。例えば、アメックスの高額な年会費は、頻繁に旅行する方や特典を積極的に活用する方なら十分元を取れる場合が多いです。JCBの一般カードは年会費が抑えめで、条件次第で無料になるため、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。自分の年間利用額や優待の活用頻度を考慮して判断するとよいでしょう。