中孝介さんの裏アカウントとされる「@baritachihoshi」がSNSで大炎上──。
銭湯でのわいせつ行為で逮捕された直後、X(旧Twitter)上で“怪しい裏垢”として発掘されたこのアカウントは、筋肉自慢の写真やハッテン場での出会い系投稿が並ぶ過激な内容。瞬く間に「本人では?」と話題になり、ネット上は騒然となりました。
しかし、この騒動の裏でもう一つ注目すべき現象がありました。それが、匿名ユーザーの裏アカを“特定”しようとする風潮──つまり、「裏垢特定文化」の再燃です。
“本人っぽい”というだけで個人を断定・拡散する風潮こそ、ネット社会の最大の病理ではないでしょうか。
Contents
“裏垢ハンター”たちの異様な執念
「この文体、本人とそっくり」
「画像の輪郭が一致してる」
「声が似てる」──
そんな憶測の寄せ集めで、特定が「確信」へと変わる。そしてスクショ、動画、引用リポストがあらゆるプラットフォームに広がり、“断定的”に語られ始めるのです。
今回も、中孝介さんのアカウントがバレたとされる根拠は:
- 銭湯・ジムの位置情報と投稿が一致
- 鍛え方や顔の骨格がそっくり
- 逮捕の報道とタイミングが近い
たしかに状況証拠は揃っているように見えます。ですが、それをもってネット全体が「本人確定」と騒ぐ構図は、極めて危険です。
特定文化の“暴走”が招く社会的リスク
今回のような“裏垢晒し”は、次のようなリスクを伴います。
- 無関係な人物を誤特定して拡散・誹謗中傷
- 「特定ごっこ」が正義になってしまう風潮
- 本物だったとしても、違法に近いプライバシー侵害
誰かの人生を「検証ネタ」にして燃やす文化が、今、肥大化しているのです。
「裏垢=悪」なのか?問われるSNSとの向き合い方
そもそも、裏アカウント自体は悪ではありません。多くの人が裏垢で:
- 言えない本音を吐く
- 趣味の合う人と繋がる
- 性的指向や生き方を安心して表現する
つまり裏垢は“安全な居場所”として機能している側面もあるのです。
しかし、特定されるリスクが増えた今、SNSはすでに“安心できない世界”になりつつあります。
SNSは、日常で一番危険な“公開処刑装置”になりかけています。
中孝介の件が“裏垢狩り”を加速させた
中孝介さんの場合、わいせつ事件との関連もあり、よりセンセーショナルに燃え上がりました。「本人が悪い」という意見も一定数ありますが、裏垢特定の流れに対してブレーキをかける声は少ないままです。
今後、似たような事件が起これば、ネット上の「私刑」「推定有罪」はさらに加速するでしょう。
まとめ|“裏垢特定”という名の現代の処刑文化
- 中孝介の裏アカ「@baritachihoshi」が話題に
- 特定文化がSNSユーザー全体を脅かしている
- 裏垢=逃げ場、という人たちの居場所が消えかけている
- 裏垢特定は「正義」ではなく、現代のリンチ
私たちがSNSを使う限り、裏アカ特定の炎上は他人事ではありません。
明日はあなたの裏アカが「本人だ」と言われ、晒されるかもしれないのです。
そのとき、果たして誰があなたを守ってくれるのでしょうか?
【衝撃】中孝介 男性にわいせつ行為で逮捕、逮捕された浴場特定!@baritachihoshiハッテンバ用裏アカの存在も!?