日頃からPayPay(ペイペイ)を使用しているユーザーからするとPayPayカードを利用するメリットは多いように感じる。
PayPayカードとは、Yahoo!JAPANカードが新規の申し込み受付を終了し、新たに2021年に発行した年会費永年無料のクレジットカードである。
「豊かな生活」への想いに応える課題解決カンパニーをキャッチコピーとしたPayPayカード株式会社がサービスを開始し、そのキャッチコピー通り、PayPayカードはさまざまなニーズに応えたクレジットカードである。
今回、PayPayの特徴からPayPayカードの特徴や利用方法、お得な使い方をまとめている。
Contents
PayPayの特徴
PayPayは、スマホがあれば簡単に支払いができたり、PayPayボーナスが貯まるので使用するユーザーは多い。さらに、約4,700万人ものユーザーが使用しており加盟店は約366万カ所と現在もなお、この数字は伸びている。
大きな特徴は下記となっている。
- 全国のほとんどの店舗で使用可能
- PayPayポイントが貯まる
- 徹底したセキュリティ
- 家族や友人に残高が送れる
- 公共料金の支払いなどさまざまな機能がついている
スマホ1つで支払い関係が簡単に済ませられるのは大きなメリットである。
PayPayの使用法
PayPayはアプリをダウンロードすれば最短1分で無料登録が可能となっている。また、事前にPayPay残高にチャージすることですぐに使用できる。
PayPay残高とは、1円単位から利用できる電子マネーを指しており以下からチャージが可能だ。
- 銀行口座
- PayPayカード
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
- 現金(セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM)
- ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
- PayPayあと払い
PayPay残高のチャージ忘れでもオートチャージ設定をしていれば安心だ。
PayPayカードの特徴
デメリットとして、PayPayと併用しなければ持っていても意味がないところや付帯保険の少なさが挙げられる。付帯保険は、最高2,000万円の国内旅行傷害保険のみとなっており手厚い保険というわけではない。
しかし、デメリットに対してメリットが多いので使用する価値は高い。
- 安心のカード番号レスデザイン
- 年会費は永年無料
- ポイント還元率は1.0%~3.0%
- 最短即実の発行
- 申込条件は18歳以上
- Apple Payにも対応
- 新規入会で特典が貰える
- タッチ決済に対応
- PayPay残高へのチャージが可能
- 利用明細等はPayPayカード会員メニューで確認可能
カードを発行し紛失したとしても、従来のカードと違いカード番号が記載されていないので安心のセキュリティデザインとなっている。
決済できる国際ブランドは、JCB、Visa、Mastercardの3ブランドから選択が可能、日本国内の利用に関して不便なく使えのもメリットの一つだ。
また、ポイントの還元率は常時1.0%となっており、Yahoo!ショッピング使用時は3.0%となっている。さらに、申し込みから審査まで数分しかかからないため即日から利用可能だ。
新規で入会すると時期によって変わるが最大8,000円のPayPayポイントが付与される特典などもある。貯めたポイントは1ポイントあたり1円分として使用可能だ。しかし、ポイントの出金と譲渡は不可能なので注意が必要である。
お支払い方法は、買い物時に「バーコードを見せる」「QRコードを読み取る」の2つから可能であるため、おサイフケータイ機能のないスマホでも簡単に利用可能だ。
そして、唯一のPayPay残高に直接チャージできるクレジットカードである。クレジットカードでPayPayへチャージしたい場合はPayPayカードのみ対応可能だ。
PayPayカードの利用方法
PayPayカードの入会から利用までの方法は最短で即日と非常に簡単である。
無料で利用可能
- 申込情報の入力
- 最短2分の審査
- カードを受け取る
「名前」「住所」「勤務先」などの必要情報を入力し、利用料金お支払い用の金融機関口座を登録することで申し込むことが可能だ。webからPayPayカードを申し込む場合は、後日郵送で口座設定をすることも可能である。
その後、最短2分の審査完了後にカード番号が発行されるのでバーチャルカードとして即日使用できる。プラスチックカードのお届けには1週間程度かかりカードのデザインは縦型、横型の2種類から選択できるが、バーチャルカードはPayPayアプリさえあれば即日利用できる仕組みだ。
審査基準としては、楽天カードと変わらず比較的通りやすくなっている。基本的に、18歳以上で安定した継続的な収入があることだ。しかし、他にも審査条件が存在するので必ず通るとは限らない。
支払い方法
PayPayカードの支払い方法は下記となっている。
- リボ払い
- キャッシング・分割払い
PayPayカードは、PayPayあと払いが利用できないインターネットショッピングやPayPay加盟店以外の街のお店(クレジット加盟店)での支払いも可能だ。
お得な使い方
PayPayカードは、常時還元率も1%と高い上に、Yahoo!ショッピングやLOHACOを利用すると3%還元もの高還元で利用が可能だ。
新規入会キャンペーン以外にも期間限定キャンペーンやPayPayカード利用でポイントがお得にもらえる方法も存在している。
PayPayステップを使用すればPayPayポイントが上乗せされる使い方もできる。PayPayステップとは、毎月条件を達成することでPayPayでのお支払いやPayPayモール、Yahoo!ショッピング利用時にもらえるPayPayポイントの付与率がアップする特典だ。
さらに、PayPayでPayPayカード決済することでポイントが最大2.5%上乗せも可能である。
PayPayカードを利用しているユーザーは是非活用して欲しい。
支払いだけじゃない!ポイントの使い方
PayPayポイントを使う方法は何も支払いだけではない。持っているポイントから好きな額でコースを選択、追加するとカンタンに疑似運用体験ができるサービスも存在する。
コースは「テクノロジーコース」「スタンダードコース」「チャレンジコース」の3つから選択可能である。それぞれ説明すると下記となっている。
テクノロジーコース | 短期運用向けで界規模で成長を遂げている企業に投資したい方におすすめのコース |
スタンダードコース | 長期運用向けでアメリカを代表する複数企業に分散して運用するコース |
チャレンジコース | アメリカを代表する複数企業の株価に連動して3倍上下するコース |
いつでも解除可能、さらに設定中にポイントの交換をすると自動で解除されるので運用をしたことがない方に安心のおすすめ機能である。
PayPayカードとYahoo!JAPANカードの違い
2022年4月からは、Yahoo!JAPANカードを順次PayPayカードへと切り替えが行われている。
切り替え時のPayPayカードの発行手続きは不要、Yahoo!JAPANカードで登録の住所宛てに発送されている。また、発送月の2カ月後にはYahoo!JAPANカードは利用停止となるので注意が必要だ。
切り替えの必要があるのか疑問のユーザーもいることかと思う。PayPayカードとYahoo!JAPANカードの違いは以下となっている。
- カード番号が券面に記載されている
- ショッピング保険がない
- タッチ決済に対応していない
Yahoo!JAPANカードは過去にTポイントが貯まる仕組みだったが2022年3月末でTポイントとの連携が終了している。2022年4月以降は貯まっていたTポイントが使用できなくなるため、TポイントをモバイルTカードや他のTカードへと移行するユーザーが増えた。現在では、移行できなかったユーザーに対しTポイントとPayPayポイントを交換するサービスが開始されている。
さらに、Yahoo!JAPANカードはPayPayへのチャージや、PayPayでのクレジットカード決済はポイント付与の対象外となっている。
比べてみると使いやすさや受けられる恩恵がPayPayカードの方が大きいように感じる。
PayPayカードとPayPayあと払いの違い
PayPayカードはクレジットカード加盟店で利用できるサービスに対し、PayPayあと払いは当月に利用した金額を翌月まとめて支払えるPayPayの新しい支払い方法の一つである。
PayPayあと払いの特徴として、事前にPayPay残高へとチャージせずともPayPayでの支払いが可能となっている。
さらに、PayPayカード会員やすでにPayPayカード会員を退会していても登録可能のサービスとなっている。登録にはPayPayアプリが必要だ。
PayPayカードの締め日はいつ?
PayPayカードの締め日は毎月月末となっている。クレジットカードの利用額が締め切られる日付であり、カード利用の請求額が確定する日である。
当月末までに利用をすると、その使用金額は末日で締め切られ、1日以降の利用は、翌月末日までの締め日で締め切られる仕組みだ。
しかし、カードの請求金額は、口座振替登録の状況によって異なってくる。
口座振替登録が済んでいる場合は、毎月12日に請求金額が仮確定し、その後、毎月20日(金融機関によっては15日)に当月の請求金額が確定する。一方で口座振替登録が済んでいない(コンビニ払いの)場合は、毎月10日に請求金額が確定する仕組みだ。
PayPayカード、口座から引き落としはいつ?
Paypayカードの引き落とし日は翌月27日となっており27日が土日祝日の場合は、翌営業日の引き落としとなっている。締め日で確定した請求金額が引き落とされる日である。
支払い日に登録口座の残高が不足していると、支払い遅延となってしまうため前日までに必ず入金することをおすすめする。
PayPayカードと家計簿アプリ「マネーフォワード」を連携できる?
マネーフォワードとは、無料のオンライン家計簿管理ツールだ。
銀行口座やクレジットカード、証券会社や年金、ポイント、マイルなどの情報を登録し自動で残高や支出の情報を管理できるので家計簿アプリの中でも使いやすいツールである。個人事業から中小企業、中堅から上場企業まで幅広い層に使えるので人気だ。
結論から言うと、PayPayカードとマネーフォワードの連携は可能だ。PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)とPayPayカードの2種類から選択すれば連携可能となっている。
しかし、PayPay、楽天ペイ、メルペイの3つは連携できないので連携したい場合はPayPayカードへ入会をおすすめする。
まとめ
現在、キャッシュレス決済が当然となってきたが、クレジットカードの使い方も多様化してきたように思う。
PayPayカードはバーチャルカードが使用できることや入会から使用までのお手軽さ、得られるポイント、使える店舗が多いことや使える機能が多いことから現代にマッチしたクレジットカードではないだろうか。
是非、この記事を参考にPayPayカードを楽しんで頂ければと思う。