2022年7月、大分県内のセブンイレブンで働いていた38歳の男性店長が、長時間労働の末に自ら命を絶つという痛ましい事件が発生しました。

報道によれば、この男性は「半年間無休での勤務」を強いられていたとのことで、死後、労災として認定されています。しかし、現在に至るまで店舗名や市町村名、氏名などの詳細は一切公表されていません。

このニュースが明るみに出ると、SNSや5ちゃんねるでは瞬く間に炎上。

「ブラックを通り越して奴隷」「時給換算したらバイト以下」

といった声が相次ぎ、セブン本部の責任を問う声も殺到しています。

大分県のどの店舗か?自殺した店長の情報は一切非公表

まず注目されたのは、事件が起きた「大分県内のどの店舗か?」という点。

多くのネットユーザーが「自分の近所かもしれない」「行っていたあの店かも」と詮索しましたが、報道では具体的な店舗名や市区町村は伏せられたまま

また、店長の名前や顔写真も一切報じられていません。

ただ、公開された情報としては以下のとおりです。

年齢:
38歳
勤務地:
大分県内のセブンイレブン(詳細非公開)
状況:
半年間無休勤務 → 自殺 → 労災認定
雇用形態:
雇われ店長(FCオーナーではない)

つまり、「自分が毎日通っていたあの店」であっても何ら不思議ではない――そんな不気味さを残しています。

店長の年収はいくら?あまりに割に合わない"月収20万地獄"

気になるのは、この男性店長がどれほどの待遇だったのか。

セブンイレブンのような大手企業の看板を背負う店長であれば、高収入のイメージもありますが――

実際の年収は、約300~360万円程度(=月収25万~30万円未満)とも言われています。

この金額は「正社員」「雇われ店長」どちらの立場でも大差はなく、地域や店の売上によっては月収20万円を切るケースすらあります。

以下は某人材紹介会社のデータに基づく、コンビニ店長の年収目安です。

雇用形態 年収(目安)
正社員(直営店) 約361万円
FC雇われ店長 約300万前後
オーナー(フランチャイズ) 利益次第で数百万~赤字も

しかし、この店長は半年間も休まず働き続けたと報じられており、月30日×12時間労働なら月360時間労働もあり得るという話。

仮に月収25万円だったとすれば、時給換算で約694円。

最低賃金を下回るブラック労働と言っても過言ではありません。

過酷すぎる労働環境「休めないシステム」が常態化

セブンイレブンに限らず、コンビニ業界は「人手不足地獄」に直面しています。

深夜帯は人が集まらず、アルバイトもすぐ辞めていく。そうなると、最終的に穴埋めするのは店長やオーナー。

とある元店長の証言では――

💬「バイトが来なければ自分が出るしかない。誰にも助けてもらえない」

💬「本部は"自己責任"の一点張りでフォローはゼロ。売上だけ要求してくる」

こうした現場の声が無視され続けてきた結果が、今回の悲劇だったのです。

5chでも怒りと呆れ「こんなの殺人と変わらない」

匿名掲示板・5ちゃんねるでも、このニュースは大きな話題に。

スレッドでは、セブン本部への怒り、店長という立場の理不尽さ、業界全体の構造問題が次々と指摘されました。

「半年無休で働かせるとか、もはや殺人だろ」

「死んだ後に"労災でした"って…どんなブラックジョークだよ」

「セブンのCM見てると吐き気するようになったわ」

一方、「自殺するくらいなら辞めれば良かった」という冷ややかな声も一部にはありますが、

「辞める=自己都合退職=無職・無収入・家族路頭に迷う」

という恐怖が、彼を追い詰めたのでしょう。

セブン本部の対応は?マスコミもほとんど報じず…

さらに問題視されているのが、セブン本部や大手メディアの対応の鈍さです。

セブンイレブン本部は、この件について公式な声明を出しておらず、謝罪や改善策もなし。

また、全国ニュースでもこの話題はほとんど報じられず、地方紙やネットメディアが一部報じたのみ。

「なぜこんなに静かなんだ?」

という疑問が噴出しています。

大企業への"忖度"を疑う声も相次ぎ、ますます不信感が広がっているのです。

まとめ:「セブン地獄」は誰にでも起こりうる

今回の事件は決して他人事ではありません。

「たまたま彼が弱かった」と切り捨てることはできないのです。

なぜなら、今この瞬間も、どこかのセブンで、同じように"休めず働き続ける"人が存在するかもしれないからです。

現場の悲鳴を無視し、「売上」「ノルマ」「24時間営業」を突きつける本部の体制が続く限り――

第二、第三の"自殺店長"が出てしまう未来は避けられないのかもしれません。